オンラインスクールで資産運用を学ぶ！株式投資の基本・仕組み・売買の流れ

株式投資のメリット・デメリット

株式投資には、資産を増やすチャンスがあるという大きなメリットがあります。インフレ（物価上昇）が起こった際にも、株式の価値は物価に合わせて上昇する傾向があるため、資産の価値が目減りするのを防ぐ効果も期待できます。また、投資を通じて企業の動向や経済全体の流れを学ぶことができ、社会への理解が深まるという点もメリットといえるでしょう。

一方で、デメリットも理解しておく必要があります。株式の価値は常に変動しており、購入時よりも株価が下落してしまうと、損失が発生する「元本割れ」のリスクがあります。

また、投資を始めるには、企業の情報を収集したり、市場の動向を分析したりするための時間や知識がある程度必要となります。

株式投資を始める前に知っておきたいこと

株式投資を始める前に、必ず押さえておきたい大切な心構えがあります。それは「余裕資金で行うこと」と「分散投資の重要性」です。生活に必要なお金を投資に回してしまうと、株価が下がったときに冷静な判断ができなくなる可能性があります。まずは、万が一失っても生活に支障のない範囲の「余裕資金」で始めることが重要です。

また、一つの銘柄に集中して投資するのではなく、複数の銘柄に分けて投資を行う「分散投資」を意識することも大切です。これにより、一つの銘柄の株価が大きく下落しても、全体的な損失を抑えることができます。

株価はどうやって決まる？

株価は、基本的に「需要と供給」のバランスによって決まります。買いたいと考える投資家が多く、売りたいと考える投資家が少ない場合は株価が上がり、逆に売りたいと考える投資家が多く、買いたいと考える投資家が少ない場合は株価が下がります。また、企業の業績、経済全体の景気、政治的なニュースなども株価に大きな影響を与えます。

さらに、市場全体の投資家心理や為替レートの変動、国際的な情勢も価格変動の要因となります。短期的には感情や思惑が反映されやすく、長期的には企業の成長力や業績が株価の方向性を形作ります。

投資スタイルを知ろう

株式投資には、大きく分けて二つの投資スタイルがあります。

一つは長期投資です。これは、企業の成長をじっくりと見守り、数年から数十年単位で株式を保有し続けるスタイルです。

もう一つは短期投資です。これは、株価の小さな変動を利用して、数日、数週間といった短い期間で売買を繰り返すスタイルです。

いずれの場合も、リスクとリターンのバランスを理解し、自分のライフスタイルや投資目的に合った方法を選ぶことが成果を高める鍵となります。

銘柄の選び方

投資する銘柄を選ぶ際には、ご自身の興味がある業界や、普段から利用している企業の株式から探してみるのもよい方法です。

また、企業の業績や財務状況をチェックするために、決算書を読んだり、企業のニュースをこまめにチェックしたりすることも重要です。

さらに、株価の動きだけでなく、その企業が属する業界全体の成長性や競合状況も把握しておくと、より精度の高い判断につながります。中長期的なトレンドや社会の変化が企業に与える影響を意識すれば、一時的な情報に左右されにくくなります。

実際に株を売買する手順

株式の売買は、以下の手順で行います。

1．注文方法の決定

株を「いくらで」「何株」買うか（売るか）を決めます。注文方法には、値段を指定しない「成行注文」や、値段を指定する「指値注文」などがあります。

【成行注文】

すぐに取引を成立させたい場合に利用します。そのときの市場価格で売買が成立します。

【指値注文】

希望の値段で取引したい場合に利用します。その価格に株価が達しないと、売買は成立しません。

2．注文の実行

証券会社の取引ツールを使って注文を出し、売買が成立するのを待ちます。

3．売却と決済

株価が上昇したタイミングで売却注文を出し、利益を確定させます。売却が成立すると、取引にかかった手数料などを差し引いた金額が口座に入金されます。